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1人での完全試合を逃した悔いはない。中日の山井大介投手(29)が8回終了後に降板するまで日本ハムをパーフェクトに抑える日本シリーズ新記録で、史上最長ブランクとなる53年ぶりの日本一を呼び込んだ。9回に守護神岩瀬にマウンドを譲ったが、笑顔で歓喜の瞬間を迎えた。クライマックスシリーズでは右肩痛などもあり登板機会がなかったが、大一番で最高の投球を見せた。
奇跡のような山井のピッチングだった。中24日で今季のポストシーズン初登板だったが、得意の2種類のスライダーで相手を手玉にとった。三振6、内野ゴロ12、内野フライ2、外野フライ4と打者24人をパーフェクト。「相手がダルビッシュだから3点以内に抑えたいと思った。最高です。出来過ぎです。ここまでできるとは想像していなかった」。04年の日本シリーズで勝利を挙げているが、プロ6年で通算17勝。アマ時代を含めて無安打無得点試合の経験もない男が、出場全イニング無安打8回のシリーズ記録を作った。
9回、マウンドには向かわず、自分の名前を絶叫するファンの声を聞きながら、静かにベンチに腰かけた。「最後は岩瀬さんに投げてほしかった。僕の方から『代わります』と言った」。日本シリーズ初の1人での完全試合は逃したが、さわやかに言った。
エースの助けがあった。昨季は右肩痛で登板なし。2月のキャンプでも回復せず今季も開幕を2軍で迎えた。ファームの拠点ナゴヤ球場で調整の日々…。遠征に帯同せずに名古屋で調整していた川上がいた。ある日突然、声をかけられた。「ちょっと行こうか」。
2人きりで屋内練習場にこもった。同じ右肩痛に悩んできたエースから、負担がかからない投げ方のレッスンを受けた。体重移動、左足の踏み出し、股(こ)関節の使い方。川上は「痛くなるような投げ方をしていたから、言いました」。山井は「春先までの痛みは何だったのか。一番感謝しているのは憲伸さん」。7月からローテに入って今季は6勝を挙げて、復活した。
しかしCS期間に右肩痛が再発した。投げたくても投げられない日々。ただチーム戦略に従って、投げられるふりのカムフラージュ役を引き受けた。「ダミーとかせなあかんなと思ってました」。相手チームは「いつ山井が来るのか」と疑心暗鬼になった。
そして臨んだ日本一決定試合。落合監督も「今日の山井は完ぺきだった」とうなった。球史に残る快挙は逃したが、8回パーフェクトで“途中交代”という記録は永遠に記憶に残る。
「奇跡のような山井のピッチング。」本当に奇跡のようなピッチングだったな・・・。
山井は昨季も右肩痛で出場経験なしで、今までの通算勝利数もたった17勝。
その男が見事8回まで1人もランナーを許さず、岩瀬とつないだ“継投で完全試合”を成し遂げました。
山井がコントロールよくスライダーを投げて相手の凡打を誘っていましたからね。
後でいろいろ分かったことですが、山井はもちろん完全試合を狙っていたとは思いますがここでいっぱいいっぱいだったようですね。
手のマメを潰してユニフォームに血が付いており、山井投手自らコーチに交代を訴えていたようです。
そこで落合監督は無理をさせず、岩瀬に胴上げ投手を託したのだろう。
よくやった!山井。
CS期間に右肩痛が再発したようだが、9月の月間MVPをとった右腕は日本シリーズでも勢いがあった。
大1番で最高で完璧な投球を見せましたね。
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